現役ドラフト 各選手の反応は 広島入りの内間は「突然で驚き」西武移籍の中村祐は「チャンス」佐々木千隼は「とても寂しい」
日本野球機構(NPB)は8日、出場機会に恵まれない選手救済の「現役ドラフト」をオンラインで開催し、広島は楽天から内間拓馬投手(25)を獲得した。
内間は「突然で驚きましたが、自分の立場を考えて、あるのかなとも思ってはいたので、前向きにとらえて、新天地で一から頑張っていきたいという気持ちです。リーグが違いますので、来年は自分も成績を残して、イーグルスと日本シリーズで戦いたいと思っています。泉にも足を運んでくださる方が多く、ファンのみなさんがチームをたくさん応援してくださっていることを感じることができた3年間でした。違うチームにはなりますが、引き続き、温かく応援をしていただけるとうれしいです」とコメントした。
広島からは中村祐太投手が西武へ移籍した。
中村祐は「この機会をチャンスだと思って新天地の西武ライオンズで頑張りたいと思います。カープファンの皆さま、10年間応援していただき本当にありがとうございました。これからも応援、よろしくお願いします」とコメント。
内間は150キロ超の速球が武器の本格派右腕。
宜野座高から亜大を経て、2020年のドラフト4位で楽天入り。亜大では矢野雅哉内野手と同期だった。
2021年には11試合に登板し0勝0敗、防御率5・91。
今季の1軍登板はなく、2軍では17試合で3勝0敗、防御率3・88だった。
通算では12試合に登板している。
広島は昨年、巨人から戸根千明投手を獲得、正随優弥外野手が楽天に移籍した。
日本プロ野球機構(NPB)は8日、第2回の現役ドラフトを行い、移籍が決まった選手を発表した。2年連続で2巡目指名はなかった。移籍が決まった12選手の反応は以下。( )内は前所属球団。
阪神・漆原大晟投手(オリックス)「指名していただいた阪神タイガースで活躍することが恩返しにもつながると思いますので、1試合でも多くチームの勝利に貢献できるように頑張ります」
DeNA・佐々木千隼(ロッテ)「ロッテを離れるのはとても寂しいです。ただ自分にとってはプラスの事ですので、新天地で精一杯、頑張りたいと思います」
巨人・馬場皐輔投手(阪神)「ドラフト1位で入団させていただいて、6年間、これまで阪神タイガースに育てていただき本当に感謝しています。今度はジャイアンツの一員として、伝統の一戦でタイガース相手に全力で勝負する姿をファンのみなさんに見せることができるように、頑張っていきます」
ヤクルト・北村拓己内野手(巨人)「ジャイアンツでは、素晴らしい監督やコーチ、チームメートに恵まれ、かけがえのない時間を過ごさせていただきました。そして何より、いつも温かい声援をいただいたファンの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです」
中日・梅野雄吾投手(ヤクルト)「怪我も多く目立った活躍もできませんでしたが、移籍先で活躍する事が今まで指導してくださった方や応援してくださったファンの方への恩返しになると思って、新天地では心機一転頑張ります」
オリックス・鈴木博志投手(中日)「ドラゴンズには6年間、お世話になりました。離れるのは寂しいですが、チャンスだと思って新しいチームに行っても頑張ります」
ロッテ・愛斗外野手(西武)「また一から新たにがんばろうという気持ちです。ライオンズには8年いましたが、後輩と過ごした時間は一番の思い出です」
ソフトバンク・長谷川威展投手(日本ハム)「エスコンフィールドでのたくさんの応援はとても力になりました。また、酷暑の鎌ケ谷に来ていただいて熱い応援をしてくださったファンの皆様、忘れません」
楽天・桜井周斗投手(DeNA)「6年間の中で、2年目の時に横浜スタジアムで初登板した時が一番の思い出です。その経験がこれからの自分につながってくると思うので、次の新天地でも頑張りたいと思います」
日本ハム・水谷瞬外野手(ソフトバンク)「ホークスで活躍したかったという思いや寂しい気持ちがありますが、新しいチームで野球選手として成長するチャンスをいただいたと前向きに考えています。日本ハムは、自分と同世代の選手が主力として試合に出ている印象がありますので、チームに入ればやってやろうという気持ちが高まっていくと思います」