通算317勝投手の鈴木啓示さん 子どもたちから「若さをもらっている」 地元の人たちに感謝し冠大会を観戦

 優勝旗を手渡し、握手する鈴木啓示さん(左)
 優勝した西脇野球スポーツ少年団の選手たちと記念撮影する鈴木啓示さん(後列左から3人目)
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 プロ野球最後の300勝投手といわれる元近鉄・鈴木啓示さん(76)=野球評論家=は9日、生まれ故郷の兵庫県西脇市で開催された第11回鈴木啓示「草魂カップ」学童軟式野球大会(後援・神戸新聞社など)の準決勝、決勝を観戦、表彰式でプレゼンターを務めた。

 32チームが参加した同大会は、2日に開幕し、3、9日と3日間にわたって開催された。9日は準決勝、決勝の3試合が行われ、決勝で西脇野球スポーツ少年団が黒田庄少年野球団を6-3で下して優勝した。

 鈴木さんは、11回目となる冠大会に「地元の人が準備をしてくれているから続いている。私はなにもしていない」と感謝するとともに、開催日は球場に足を運び選手や保護者、指導者に声をかけてまわった。

 「西宮や淡路島など強いチームが参加しているが、今年は準決勝の4チームが西脇市のチーム」と地元チームの躍進を喜んだ。この日はバックネット裏から熱戦を観戦し「こっちが若さをもらっている」と、子どもたちのハッスルプレーに手をたたいていた。

 鈴木さんは育英高から1965年度ドラフトで近鉄から2位指名を受け入団。近鉄一筋20年、「草魂」を座右の銘とし、歴代4位の317勝を挙げた。数々のタイトルを獲得し名球会、野球殿堂入り。13年から故郷の西脇市関係者が中心となり鈴木さんの座右の銘にちなんで「草魂カップ」を開催している。

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