３月に行われたワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で、監督として日本を世界一に導いた栗山英樹氏（６２）が１１日、都内で行われた「第２０回　タニタ健康大賞」の贈賞式に出席。ドジャース入りが決まった教え子の大谷翔平投手について「プラスしかないでしょ。プレッシャーがかかればかかるほど力が発揮できる選手。大谷翔平らしさが出せる環境」と語った。

　青いユニホームについても「黄色を着ても、緑を着ても似合うんですよ」と評し、「僕としては良かったなと。入団の時からいろんな経緯があったので。これからは自分の好きな野球を自分らしくやってくれる。その環境を自分で作った。褒めるときは引退するとき。もっと打てるし、もっと勝てると思う」と率直な心境を語った栗山氏。「二刀流をやり続けることが彼の進化を止めないこと」とエールを送った。

　栗山氏は大谷が花巻東でプレーしている頃からその才能に惚れ込み、プロ入り時も投打二刀流を後押し。侍ジャパン監督を務めた今年３月のＷＢＣでも大谷を呼び、世界一に導いた。

　なお同賞は、日本人の健康作りに貢献した個人・団体を顕彰するもので、同社の谷田千里社長から記念トロフィーと副賞１００万円、体組成計の最新モデルが贈呈された。