FA権行使せず残留のDeNA・戸柱が4年総額3億円で契約更改 決断理由は「このチームで優勝したい」
DeNAの戸柱恭孝捕手が11日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3500万増の7500万円でサイン。今季取得したFA権を行使せずに残留を決め、4年契約を結んだ。(金額は推定)
プロ8年目の今季は開幕マスクをかぶるなど、70試合に出場。打率・242だった。後半からは代打や守備固めとしてチームを支え続けた。
戸柱は「来年からまた横浜でプレーさせていただくことになりました」と話し、球団にも「戦力ということも伝えてもらった。僕自身、横浜のために頑張ろうという気持ちになった。本当に感謝しています」と感謝した。
野球人生の岐路にはなったが、「チームメートとはなるべく会わないように、家族で考える時間を大切にしたいなと思っていた」と熟考の上に決断。残留に至った最大の要因については「このチームで優勝したい。チームメートも好き。このチームで優勝したい思いが強かった」と説明した。
戸柱は「今はすっきり」と晴れやかな表情も見せ、「僕自身も負けていられない。ただ、若い子のサポートもしていかないといけない立場。チームのために全力でやっていきたい」と来季に向けて意気込んだ。