楽天・吉野 2年連続で巨人坂本に弟子入り 来季は「勝負の年」
楽天・吉野創士外野手(20)が、1月の自主トレで、巨人・坂本に弟子入りする。坂本組へは、2年連続での参加で、一流選手から多くを吸収し、来季へ向かう。
昨オフは、主に打撃の技術論をテーマとして取り組んだが、今回は「カウント別の打撃方法を突き詰めたい」と、より実戦的な内容に切り替える。その上で、10月のフェニックスリーグで出た技術的な課題についても教えを受ける考えだ。
吉野はドラフト1位で入団し、今季が2年目だったが、首脳陣からの体作り指令を受け、なかなか実戦に出られず。ファームでわずか6試合の出場にとどまり「物足りない。考えの甘さが出たシーズンだった」と悔しそうに振り返った。
2軍では三木肇監督や、当時打撃コーチだった今江敏晃監督から野球に取り組む姿勢で指導を受けた。「まだまだこども。自分に甘いんちゃうか」。などと言葉をかけられたという。
吉野自身も「練習での継続性に波があった」と気持ちの面でのブレを自覚。「言われなくなったら終わりだと。一日一日を大切にしようと思った」と危機感を抱いている。
3年目を迎える来季を「勝負の年」と位置づける吉野。「2軍の時から教えてもらっている。自分の性格もわかっていると思うので、変わったなというところを見せたい」。まずは1軍初出場へ向け、今江監督へ全力アピールする。