ソフトバンクが山川獲得へ 4年総額16億円の大型契約か 補強ポイント「右の長距離打者」に合致

 ソフトバンクが、西武から国内FA宣言した山川穂高内野手(32)を獲得することが13日、決定的となった。不足している右の長距離打者という補強ポイントに合致した。4年総額16億円(金額は推定)程度の大型契約となる見込みで、細部を詰めている段階。来週にも正式発表される。

 通算218本塁打で、パ・リーグ本塁打王を3度獲得。10年目の今季は5月に知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、8月下旬に不起訴処分となった。9月には球団から無期限の公式試合出場停止処分を科されたこともあり、17試合出場で打率2割5分4厘、5打点にとどまった。

 三笠杉彦GMは、FA宣言選手が公示された11月15日に「日本を代表する右バッター」と評価する一方、一連の騒動について「背景まで含めて調査、確認する」と説明。後藤芳光球団社長兼オーナー代行も「会社として全て調査することが大事」との姿勢を示していたが、複数回の交渉も重ねた結果、獲得に支障はないと判断したとみられる。

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