日本ハムの万波中正外野手（２３）が、来季甲子園で行われる阪神との交流戦に思いをはせた。「打ちたいですね、ホームラン」。聖地のスタンドに自慢の弾丸ライナーを突き刺す目標を掲げた。

　万波は横浜高時代、３季連続で夏の甲子園に出場したが、本塁打はなかった。チームも２回戦敗退、１回戦敗退、３回戦敗退と結果を残せなかった。昨季の交流戦では６月３日にウィルカーソンからバックスクリーン左への甲子園初アーチ。「甲子園は本当、見やすかったですね」と振り返った。

　思い入れは、他の球場とは違う。「高校３年間ずっと目指してきた場所なんで、未だに特別ですね。甲子園に行ったら不思議な気持ちになります。『あ、懐かしいな』って」と穏やかな眼差しを見せる。

　「ボクらはセ・リーグではないので、交流戦がある年の３試合しかできない」。来季の目標は４０発。そのうちの１本はいつまでも憧れの場所、甲子園で打ってみせる。