ソフトバンク・近藤が5・5億プラス出来高で更改 移籍1年目で二冠王「ここ3年長打率を意識したのが形になった」

 ソフトバンクの近藤健介外野手(30)が15日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、年俸5・5億円プラス出来高でサインした。近藤は昨オフに日本ハムからFAで加入した際に7年総額50億円の大型契約を結んでいる。(金額は推定)。

 今季は自身初のシーズンフル出場となる143試合に出場し、打率・303、26本塁打、87打点の好成績でチームを引っ張り、これも自身初の本塁打王と打点王の二冠王を獲得。さらにパ・リーグ外野手部門でベストナインとゴールデングラブ賞にも輝いた。

 近藤は「一番は全試合出させてもらったこと。目標にしていたところだし、初めてそれを達成できたのは良かった。また、ここ3年くらい長打率を意識して取り組んだのが形になったと思う」と振り返った。

 今年は開幕前に侍ジャパンの一員としてWBCも戦い、チームを移籍した難しさもある中で活躍を続けた。「ガムシャラに1試合1試合やった積み重ね。シーズンが終わってみての疲労感は例年と変わらない。来季はリーグ優勝と日本一はもちろん、今年の数字をちょっとずつでも超えられるように」と意気込んだ。

 オフは筋力アップに重点を置きながらも、12月に入りすでにバットも握っているという。来季も過去最高の自分を求め、ソフトバンクV奪回のキーマンになるつもりだ。

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