オリックス・頓宮 HRキング宣言 今季は首位打者、来季は長打力伸ばす「まずはチームのことを考えて」
ハワイV旅行に参加中のオリックス・頓宮裕真捕手(27)が15日(日本時間16日)、来季は本塁打王を狙うと宣言した。今季は打率・307で首位打者のタイトルを獲得。確実性はそのままに、持ち味である長打力に磨きをかける。
「長打を狙って、できたらホームラン王を取りたいと思います。(ホームランを)狙っては多分、取れないと思うので」
常夏の島でスラッガーの本能が沸々と湧いてきた。今季は113試合で16本塁打。左足甲の骨折が完治しないまま強行出場した日本シリーズでも3本のアーチを放ち、底知れぬパワーを知らしめた。今季のパ・リーグ本塁打トップはソフトバンク・近藤、楽天・浅村、ロッテ・プランコの26本塁打。来季も本命不在が予想され、チャンスはありそうだ。
さらに森、杉本と本塁打争いを繰り広げられれば、リーグ4連覇も視界に入る。「それができたらチームも強いと思う。まずはチームのことを考えて頑張ります」。タイトルホルダーと呼ばれても慢心はない。「今年はたまたま出られたと思っている。レギュラーを取るために必死にやりたい」。V旅行中もトレーニングを継続。レギュラーの地位を確立させ、球団では2021年のラオウ以来となる本塁打王を狙う。