ロッテ・吉井監督 佐々木朗希のメジャー挑戦希望に「私はとやかく言うところではない」「自分だったら『もうちょっと恩返し』」
ロッテ・吉井理人監督(58)が17日、入団時から米大リーグへの挑戦を希望している佐々木朗希投手(22)について「ポスティングを要求するのが自分だったら『球団に対してもうちょっと恩返ししてからじゃないとだめなのかな』と思ったりもするんですけど。でも個人の野球人生なので、朗希がどう考えているかは、私はとやかく言うところではないと思ってます」と持論を述べた。
右腕は今季、侍ジャパンとしてWBCに出場。開幕からは3連勝を挙げた。だが、後半戦に入り右中指のマメ、左脇腹の肉離れ、発熱で3度戦線を離脱。レギュラーシーズンは15試合に登板し7勝4敗。防御率は1・78ながら、規定投球回は達成できなかった。
「5カ年育成計画」の5年目となる来季に向けて、指揮官は「中6日登板&150イニング」のノルマを課していた。本人のメジャーへの意向については「入団する時に、いずれはメジャーに行きたいですっていうのは聞いています。最近どうかっていうのは聞いてないです」とした。
野球の本場を夢見る若手選手には、メジャー3球団を渡り歩いた経験者として「今年ポスティングしている誰もが、うまく契約できれば、チャンスをもらえれば活躍できる。自分が活躍したんだから、誰でも活躍します。(メジャーに行く)チャンスがあるなら行って、頑張ってほしいと思ってます」と思いを語った。