ソフトバンク・王貞治会長、山川獲得に「世間やプロ野球ファンに認めてもらえるかは彼の頑張り次第」再起期待「チャンスがあることは良いこと」
西武から国内FA権を行使した山川穂高内野手(32)が19日、ソフトバンクと契約合意に達し、福岡市内のペイペイドームで入団会見を行った。出来高を含め、年総額16億円(金額は推定)程度の大型契約で、背番号は「25」に決定。スーツ姿で壇上に立つと、神妙な表情で移籍決断の経緯を語った。
ソフトバンクの王貞治会長は会見後に球団を通じてコメントを発表。「本人が反省し野球に対して真摯に向き合おうとしている中で、今回のようなチャンスがあることは良いことだと思っています。これから世間の皆様やプロ野球ファンの皆さんに認めてもらえるかどうかは彼の頑張り次第ですし、彼の野球に対するひたむきな姿勢やプレーが他の選手の刺激となることを期待しています」と、期待を込めた。
会見に同席したソフトバンクの三笠取締役GMは王貞治会長の山川獲得への評価について「会見でも申し上げたこと、総合的にご報告さしあげて、その判断について、尊重するとご回答いただいてる。山川選手についての評価は野球選手として素晴らしい能力をもったホームラン打者として王会長もご了解されている。獲得の意思をご理解いただいて、野球選手としての能力を高く評価しているというのが、王会長のご意見。来季活躍の期待をしているというようなコメントをいただいてる」と、説明していた。
また、孫正義オーナーにも相談し「ホークスとしての判断を尊重する、とご同意いただいてる」とした。