ソフトバンク入団の山川 3月WBCから激動1年の経緯
西武から国内FA権を行使した山川穂高内野手(32)が19日、ソフトバンクと契約合意に達し、福岡市内のペイペイドームで入団会見を行った。出来高を含め、4年総額16億円(金額は推定)程度の大型契約で、背番号は「25」に決定。スーツ姿で壇上に立つと、神妙な表情で移籍決断の経緯を語った。ここまでの主な経緯は以下の通り。
2023年3月22日 WBCで世界一奪還に貢献
5月11日 山川がロッテ戦に出場。一方で「文春オンライン」が、22年11月に当時20代の知人女性に対し都内ホテルで性的な暴行を加えたとし被害届が出されていると報じる
同12日 出場選手登録を抹消
同23日 22年11月に港区のホテルで20代女性に性的な暴行をしたとして強制性交の疑いで書類送検される
8月29日 東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分
9月4日 西武が、山川に無期限の公式試合出場停止処分を科すと発表
同5日 山川が3軍の練習に参加
同11日 NPBが、山川が今季中に国内FA権を取得見込みだと発表。「故障者特例措置」が適用される
10月5日 騒動後初の取材対応。「私生活の至らなさが全ての原因」と謝罪
同11日 非公式戦にあたる「みやざきフェニックス・リーグ」に志願の実戦復帰
11月14日 西武球団を通じ国内FA権を行使することを発表
同15日 FA宣言選手が公示。ソフトバンク・三笠杉彦GMは「日本を代表する右バッター」と評価。同時に一連の騒動について「背景まで含めて調査、確認する」
12月15日 ソフトバンク入団への大筋合意が報じられると同時に山川からの連絡がないことに西武・渡辺GMが困惑
同18日 渡辺GMが同17日に山川から連絡が来たことを明かす