DeNA・石田が4年総額4億円でサイン 決断熟考に「いろいろな方を振り回した」と謝罪 残留の決め手は「横浜で優勝」
DeNAの石田健大投手が20日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3800万増の1億円でサイン。今季取得したFA権を行使し、熟考した上で15日に残留を決断。4年契約を結んだ。(金額は推定)
悩み抜いた末の決断だった。宣言残留を決め、初めて取材の場に登場した石田は晴れやかな表情を見せた。「まずFAを行使させていただいてから、他球団からもありがたい言葉をいただいた。自分がこの世界でどれだけ評価されているのか知りたかったので、ありがたい言葉を聞けてうれしい。まだまだやらないといけないという思いが芽生えてきた」と話し、「どこのユニホームを着て優勝したいかを考えたときに、9年間お世話になった横浜で優勝したいという気持ちが残留を決断させてくれた」と横浜愛が残留理由であることを明かした。
開幕投手を務めた今季は23試合に登板し、4勝9敗、防御率3・97と本来の力を発揮できず。悔しい思いもした。石田は「(今回の決断に)いろいろな方を振り回した。こんな長い間待たせてしまった。横浜で優勝しないと意味がないと思っている。投手陣を引っ張るのはもちろんだけど、先発ローテーションに入る努力をしないといけない。確約されていないので、1から奪い取るつもりで来年を迎えたい」とし、「まだまだ納得のいく結果ではないし、負けが越している。そこを逆転しないといけない。1番はチームに必要としてもらえる選手にならないといけない」と表情を引き締めた。