来季2軍参入のハヤテ223・赤堀監督「1人でも多くNPBに」 内田氏、高田氏ら「豪華」コーチ陣で船出
来季からプロ野球2軍リーグに新規参入する「ハヤテ223」が20日、静岡市内で新スタッフの就任会見を開いた。
既に発表されていた赤堀元之監督、山下大輔代表付きGMに加え、一部のコーチングスタッフも発表。打撃アドバイザーに巨人、広島で豊富な指導歴を誇る内田順三氏、ヘッドコーチには巨人で2軍監督などを歴任した高田誠氏が就任する。
76歳を迎えた内田氏は広島、巨人で1983年から2019年まで36年間、コーチを務めた。巨人では松井秀喜や高橋由伸、阿部慎之助、坂本勇人ら、広島では新井貴浩や鈴木誠也らを育てた名伯楽。20年からは社会人野球のJR東日本で指導者を務め、今年はロッテで臨時打撃コーチを託されていた。
アドバーザーとして月に10日前後の指導を予定。池田省吾球団社長は「地元の英雄もいますし、豪華なコーチ陣にきていただいた」と胸を張る。山下GMは内野守備走塁コーチが未定のコーチ人選について「私にやれと言うことはないと思いますが…」と笑わせながら、「本当に素晴らしい人に来ていただいたと思う。非常に有能な方、気持ちの部分でも意欲を持った方に、監督を中心にバランスのよい人選ができたと思っています」と頷いた。
また、打撃コーチには元オリックスの深谷亮司氏、投手コーチは日本ハム、オリックスで活躍した中村勝氏が就任する。
赤堀監督は「チームのテーマは育成と再生。育成についてはドラフトにかかる選手を1人でも多く輩出する。再生に関してはNPB退団者をもう一度、NPBの舞台に立たせることです」と抱負を語り、「その中でファームの日本一を目指し、勝つことに対してファンの方、地域の方と分かちあえるように。愛されるチームにしたいと思っています」と語った。