侍ジャパン「日本プロスポーツ大賞」受賞 世界一の感動から9カ月、再び栄誉 栗山氏「本当に感謝」

 今年のプロスポーツ界で活躍した選手や団体を表彰する「第53回日本プロスポーツ大賞」が21日発表され、3月に行われたWBCで世界一に輝いた野球日本代表「侍ジャパン」が大賞に選ばれた。殊勲賞・NHK賞はやり投げの北口榛花(25)=JAL=が受賞。今季大リーグで日本選手初の本塁打王を獲得した大谷翔平(29)=ドジャース=も殊勲賞を受賞した。38年ぶりの日本一と18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神は特別賞に輝いた。

 日本中を感動の渦に巻き込んだWBCから約9カ月。世界一を成し遂げた「侍ジャパン」が再び栄誉をつかんだ。

 都内で行われた表彰式には監督を務めた栗山英樹氏(62)が代表して出席。岸田首相から内閣総理大臣杯を受け取った。「今年は各スポーツで活躍する選手が多い中で、侍ジャパンがいただいたことを本当に感謝しております」と、しみじみと語り、喜びをかみしめた。

 夢のような豪華メンバーを招集した。大谷、ダルビッシュ、ヌートバーらのメジャー組、山本、村上、岡本和ら日本でトップクラスの選手たち。史上最強軍団を率いて挑んだ。米国との決勝。最後は大谷がトラウトを三振に斬って頂点にたどり着くドラマチックな展開だった。

 「選手たちが命がけでコロナ明け、『元気をお届けしたい』、『子どもたちに夢を与えたい』。そんな思いがもし少しでも伝わって、皆さんに喜んでいただけたのであれば本当にうれしく思います」。感慨深げに語り、さらに先を見据えた。

 「これを機に野球に限らずスポーツの全ての力を結集して、また日本のために全員で頑張っていきます」。侍軍団が、名実ともに日本スポーツの歴史に名を刻んだ。

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