中日・柳 ノーノー未遂の舞台裏 先輩野手から土下座されたことを明かす「ロッカーわいてました」
中日・柳裕也投手が23日、CBCラジオ「若狭敬一のスポ音」に出演。8月13日・広島戦のノーヒットノーラン未遂の舞台裏について明かした。
この試合、柳は9回を投げ、無安打無失点に抑えたが、チームの援護なく延長戦へ。121球を投げていた柳は立浪監督から「どうする?」と聞かれたがリリーフ陣に託して降板した。
2番手・マルティネスが十回にソロを浴びてリードを許したが、その裏に石川昂、宇佐見の連続本塁打でサヨナラ勝ち。ノーヒットノーランは達成できなかったが、試合には勝利した。
柳は試合後、「チームが勝ってうれしい」とコメントしていたが、当日の本音も吐露。「打たれて最悪だなと思ったら、昂弥がホームラン打って。『もっと早く打てよー』と。当たり前じゃないですか。本人たちにも言いました(笑)。昂弥は『さーせん』と。『さーせん』じゃねえんだよ。宇佐見さんも『わりー』と。『わりーじゃねえんだよ』と」と、笑わせた。
また、試合直後のロッカールームでは、1学年上の高橋周平内野手から土下座されたことも明かした。柳によると、「スライディング土下座して『申し訳ございませんでした』」と言われたという。
高橋はこの試合で2併殺。責任を痛感していたようで、柳もこの思いを受け止めたうえで「あんたのせいでノーヒットノーランできなかったわー」と声を響かせたという。このやり取りに、「ロッカーがドカンとわいてました」と、チームの雰囲気を振り返った。