東京六大学野球の慶大は２４日、今年最後の練習を行い、西武、巨人などで活躍した清原和博氏（５６）の長男・正吾内野手（３年・慶応）がプロ入りへの意欲を明かした。この秋は外野も練習中で来年の目標はレギュラー獲得。「このままでは（プロには）行けないと思っているが、目指せるものなら目指したい」と話した。

　今春は７番ファーストで開幕スタメンだったが、出場４試合で８打数１安打に終わり、秋はベンチ外。「秋に日本一になったのはうれしいが、自分が活躍したかったという思いがある」。今秋はＢチームで主に４番ライト。変化球にも対応できるようになり、高校時代にアメフト部だったブランクは克服しつつある。堀井哲也監督（６１）も「右方向へ大きな当たりを打つことにも取り組めるぐらいになってきた」と期待した。

　年末年始は父ら家族とリフレッシュする。「来年は春も秋も安定して試合に出続けて親孝行したい」。夏の甲子園で優勝した慶応高の弟、勝児内野手と一緒に体を動かすなどして１月の始動に備える。