ＴＢＳ系列で放送する年末の恒例番組「プロ野球戦力外通告」が、１２月２７日２３時から放送される。

　今回は３選手が出演し、番組ホームページでは予告ＶＴＲも放映。そのうちのひとり、元ヤクルト・中山翔太外野手は戦力外通告を受けた後、結婚していた事実も明かされた。　中山は２２年オフ、入団からわずか４年で戦力外通告を受けた。その際の心境を聞かれ、「頭が真っ白になったというのが分かりやすいかなと思いますね」と吐露した。

　番組では「支えたのは戦力外通告を受けてから結婚した妻」と紹介され、中山とともに妻も出演。妻は「私なりの覚悟でした。結婚するというのが」と語り、再起にかける中山の練習を手伝い、ノックする様子も。今後の展開を追う中で、妻が涙を拭う場面も収録された。

　中山は履正社、法大を経て１８年ドラフト２位でヤクルト入りした右の長距離砲。ルーキーイヤーから５本塁打を放つなど、期待値は大きかったが、その後は成績を伸ばせず、２２年オフに戦力外となった。２３年は九州独立リーグ「火の国サラマンダーズ」でプレーし、今オフのトライアウトでは豪快アーチも放った。

　番組では前広島・薮田和樹投手、元日本ハム・高山優希投手も出演。再起をかけた挑戦の行方、決断を追う。