元日本ハム・高山優希は現役引退 TBS「戦力外通告」で明かす 支えた妻は涙「新しい人生を一緒に歩んでいけたら」
元日本ハム・高山優希投手が27日、TBS系列「プロ野球戦力外通告」に出演。現役引退を決断したことが明かされた。
高山は大阪桐蔭出身の長身左腕で、16年ドラフト5位で日本ハム入り。プロでは1軍登板なく、20年から3シーズンは育成選手契約を結んでいた。22年オフに戦力外通告を受けた後、NPB復帰を目指し、関西独立リーグ・堺シュライクスでも登板した。
今年は無休生活で、「貯金を切り崩してやってます」と話した高山だったが、今年9月、22年に結婚した妻・麗菜さん(32)との間に長女が誕生。未熟児として生まれ、トライアウトの時点では入院中だった。
戦力外となった22年は2軍で防御率10点台。プロ6年間ではイップスに苦しんだ。「収入がないままやるのは1年が限界」。妻のサポートを受け、今オフもトライアウトを受け、2奪三振。どん底からはい上がり、存在感は示した。
トライアウト後、独立リーグ・高知からオファーがあったが、NPBでのプレーはできず、引退を決断。「悔いはないですか?」と聞く妻に、高山は「はい。区切りをつける」とうなずいた。
続けて、「野球選手としては区切りをつけるけど、新しい人生を一緒に歩んでいけたら。これからもよろしく」と語ると、麗菜さんから涙があふれた。
12月には長女も退院し、3人での生活もスタート。高山は「新たな道で大黒柱として頑張って行きたい」と前を向いた。今後は、広告関係の仕事につくという。