巨人・大勢「もう大丈夫です!!」守護神復帰へ全快アピール 3年目シーズンへ「目標は謙虚に40セーブ」
巨人の大勢投手が5日、大阪府内で行っている自主トレを公開し、オンラインで取材に応じた。連日早朝6時から始動し、心身を追い込んでいる右腕。3年目シーズンを前に「1年目に37セーブをさせていただいた。目標は謙虚に40セーブです」と、キャリアハイの誓いを立てた。
“異次元のアーリーワーク”から一日は始まる。早朝6時にはジムに姿を見せると、下半身中心の筋力トレーニングに、キャッチボールなどのメニューを消化。オリックスからトレードで移籍した近藤と汗を流し「同じリリーフ。一緒に1軍のブルペンを支えられたらいいなと思っています。けど、やっぱりライバルになる時もくるので、負けないようにしなきゃいけないと思います」と前を向く。
2年目の昨季は、27試合の登板で3勝0敗14セーブ、防御率4・50だった。3月にはWBCで侍ジャパンの一員として世界一に貢献。シーズンでも球団史上最速で通算50セーブに到達したが、6月下旬に右上肢のコンディション不良で戦線離脱し、1軍復帰は9月中旬までずれ込んだ。その後も本調子を取り戻せずシーズンを終え、秋は故障班に入って調整した。
いまの状態について右腕は「コンディション的には、自分が思っている以上によくなっている。不安要素なく投げられています」と説明。「昨年、あんな感じで終わっちゃっているので、チームのトレーナー、首脳陣の心配している。不安を自分のプレーで、野球やっている姿で覆していこうと思っています」と語った。
阿部新監督は抑えについて、大勢が筆頭候補と明かしている。「阿部さんがそうやって言ってくださったのがうれしいですし、その期待にしっかり応えたい」と決意を新たにした右腕は、2月のキャンプインを前に「僕が心配されていることはケガのことだと思うので。もう大丈夫ですというのを、しっかり思ってもらえるキャンプししたい」と誓った。