高木豊氏が広島の人的補償戦略を「新しい」と絶賛 オリックスの2年目・日高を獲得 福良GMに直電し「まさか日高に」
DeNAでヘッドコーチなどを務めた野球評論家・高木豊氏が5日、自身のYouTubeチャンネルを更新。オリックスにFA移籍した西川龍馬外野手の人的補償として広島が獲得した日高暖己投手について、球団の戦略を絶賛した。
プロ2年目の19歳は昨季、ファームで12試合に登板し、防御率3・15をマーク。183センチから繰り出す直球が魅力で、同じ宮崎県からオリックス入りした山本由伸投手の姿と重ね合わせ“由伸2世”の呼び声もある。
高木氏は「若いし、素材的には素晴らしい。これを取っていくかという驚きと、人的補償はそこを補うというような即戦力を考えると思うけど、即戦力ではなく成長過程の選手を取ったのは新しい。広島に先見の明というか、そういうのがあるんじゃないかと思うよね」と球団の戦略を絶賛。その上で「素材的にはローテを守れるピッチャーになれる。広島は若手が成長しているし、そこに絡んでくれば投手王国ができそう。今年もドラフトでいい選手を獲得しているし、将来的に見たら安定感ある投手陣を作りつつある」と分析した。
また発表直後にオリックスの福良GMに直電したことも明かし「台湾のウインターリーグに派遣していて、現状を守るのに必死で、そこまで手がいかなかった。若手にいかれたと残念がってた」と会話の内容を明かした。その上で「まさか日高に来るとはと思ってたみたいだけども『現状のメンバーを守らないといけないんで、そこまでプロテクトすることは不可能だった』」と明かしたという。
高木氏は「日高は誇りに思っていいと思う。早いうちに出てきそうな気がするよね。頑張ってほしい」とエールを送っていた。