日本ハム 山崎福也が日大三高で自主トレ公開「第2の命の恩人」の前で汗流す 「ファイターズの優勝、日本一に向けてやっていきたい」

 自主トレを公開し、キャッチボールを行う山崎(撮影・西岡正)
 母校のグラウンドで始動した山崎(撮影・西岡正)
 キャッチボールを行う山崎(撮影・西岡正)
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 オリックスからFA宣言して日本ハムに移籍した山崎福也投手(31)が8日、東京都町田市の日大三高で自主トレを公開。母校での練習を終えて「帰ってきたなという感じがしますし、高校生がやっている姿を見ると、自分自身も頑張らないといけないなっていうのも思うので。母校に帰って練習するのはいいなっていうのは、思いますね」と話した。

 自主トレや小倉前監督、三木監督へのあいさつは、山崎にとって母校訪問は年明けの恒例行事。新天地でチャレンジする今季は、「場所的にここがいいかな」とあえて自主トレ公開の場とした。

 原点とも言える地だ。日大三高進学を控えた健康診断で、脳腫瘍が発覚。北大病院で生存率1割と言われる難手術を成功させた。「手術してどうなるかわかんないっていう僕を、小倉さんからも三木さんからも『いつになってもいいから待ってるぞ』って言ってもらって。本当に力になったっていうか、第2の命の恩人っていう風に思ってます」と当時を振り返る。この日は小倉前監督が見守る中、汗を流した。

 今季の目標を規定投球回数クリアと、昨季自己ベストだった防御率3・25を超えることに設定。「移籍するということで、場所も僕が手術をした北海道ということもありまして、そのような方々にも勇気を与えたいと思ってますし元気づけられるように、必死に腕を振って、たくさん勝って、という姿をお見せしたい」と誓う。

 新庄監督からは4月2日、楽天との本拠地開幕戦での先発が発表されている。「2024年になってファイターズの一員という実感もわいてきました。何としてでもファイターズの優勝、そして日本一、そこに向かってしっかりとやっていきたいと思ってますし、試合で結果を残して皆さんにもっと覚えてもらえるように頑張りたいと思ってます」とその期待に応える思いだ。

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