楽天・銀次アンバサダーが初仕事 塩釜神社名物202段の階段も「まだ余裕でした」
昨年現役を引退した楽天の銀次アンバサダー(35)が9日、森井誠之球団社長ら球団職員とともに宮城県の塩釜神社を参拝。アンバサダーとしての活動をスタートさせた。
塩釜神社には202段にも及ぶ、通称“男坂”と呼ばれる名物の階段がある。現役引退後もランニングなどで体を動かし、体重もキープしているという銀次は「まだ余裕でした」と軽い足取りで登り切った。
アンバサダーとしては「もっと楽天イーグルスを好きになってもらうために、いろんなところを回りたい」と東北全体の野球振興活動に注力する考え。さらに元選手という強みを生かし、2月のキャンプを含めた現場にも積極的に顔を出し、チームを内外から支えていく。
森井球団社長は銀次に「(イベント等に)出まくって、回りまくって皆さまと近い球団に」と使命を与え「チームと事業側のつなぎ役になってほしい」と期待した。加えて昨年約135万人だったホームゲーム来場者数を今季は150万人に乗せると宣言した。
社長の言葉を受けて銀次は「ただ呼ぶだけじゃなくて見てもらう。見られて選手はうまくなる。そしたらチームは強くなる」と集客の重要性を語った。「いろんな方とコミュニケーションをとりながら、少しでもいい球団にしたい」。ユニホームを脱いだ楽天の“顔”が新たな目標に向かって走り出した。