ヤクルト ドラフト1位・西舘ら即戦力投手トリオが1軍キャンプ“仮内定” 新人合同自主トレ初日、高津監督「余裕のある投手陣ではないので」

 キャッチボールでも力のこもったボールを投げる西舘(撮影・持木克友)
 高津監督から訓示をうける(右から)ドラフト1位の西舘、2位の松本健、3位の石原、4位の鈴木、5位の伊藤,育成2位の高野(撮影・持木克友)
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 ヤクルトの新人合同自主トレが10日、埼玉県戸田球場でスタートした。視察した高津監督は元気いっぱいの卵たちを優しいまなざしで見つめ、即戦力投手陣の1軍キャンプ“仮内定”を出した。

 温かい日差しの中でルーキーたちがプロでの1歩目を踏み出した。高津監督は「この1月は何のためにあるのか、この自主トレは何のためにやっていくのかをしっかり整理してスタートを切ってほしい」と訓示。また「1年間、野球をやるのは非常に長いです。そして大変なこともたくさんあると思いますけど、スワローズの一員として頑張ってください。期待しております」とエールを送った。

 キャッチボールや守備練習など、新人選手らの動きを確認した指揮官。ドラフト1位・西舘(専大)、同2位・松本健(トヨタ自動車)、同3位・石原(明大)の社会人、大卒の即戦力ルーキーは、現時点で1軍キャンプスタートという方針を決め、「浦添に連れていく予定はしています。大卒、社会人というのは、最初から戦力になってほしいと思って指名させていただいていますし、そうなってほしいと思っている」とした上で「戦力的にも余裕のある投手陣ではないので、そういう選手が頑張ってくれることがチームのレベルアップにつながればいいと思って期待しています」と続けた。

 約3週間の自主トレで、選手らそれぞれ準備を進めていき、今後の首脳陣による会議で1軍キャンプメンバーが正式に決定する。

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