中畑清氏の「ゼッコーチョー!」 指南したのはいぶし銀の名手だった 「こんな大人になりたいと」

 野球評論家の田尾安志氏が10日、自身のYouTubeチャンネル「TAO CHANNEL」を更新。昭和28年度生の元プロ野球選手による「28会」の中畑清氏、真弓明信氏、梨田昌孝氏、岡義朗氏とともに、野球人生を振り返った。

 「今だから言える事」というテーマでは、元巨人の中畑氏が、甲子園だったというデビューを振り返った。「代打で出て粘って粘って投手の頭を越える中前打で出塁し、無死一塁になった」と安打を記録した。

 続く打者は、巨人の9年連続日本一に二塁手として貢献し、後にオリックスの監督を務めた土井正三氏。中畑氏を塁に置いて併殺打に倒れた土井氏は、「清、ごめんな。おまえのヒットを生かせなくて」と謝ったという。中畑氏は「こんな先輩がいるのかとゾクゾクした。こんな大人になりたいなと。余裕を持って後輩を育てられる人」と憧れの存在になったという。

 実は、代名詞「絶好調男」の原点も土井氏だったという。「『絶好調!』を教えてくれた人。ミスターから調子はどうだ?と聞かれたら、『絶好調!』と言わないと絶対に使ってもらえないよと教えてくれた」と思い出を語った中畑氏。今は亡き、いぶし銀の名手に「人生の中で俺にいろんなお土産をくれている」と感謝していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス