日本ハムの伊藤大海投手（２６）が１１日、エスコンフィールドで自主トレを公開。テークバックを昨季より小さくした新フォームで、ボールを投げた。参考はパドレス・ダルビッシュ有投手（３７）の投球フォームにあった。

　昨年２月の侍ジャパンの宮崎合宿。ダルビッシュの実戦投球を捕手の後ろ側から見た。「右腕が全く見えなくて。いきなりボールが飛んでくるな、という感じ」と振り返る。

　打者から見て右腕を自らの体の後ろにギリギリまで隠してから投げるフォーム。「最初はまねから入って。参考にさせてもらいながら」。試行錯誤を繰り返して「自分のオリジナルになれば」。今では「しっくりきている」という段階だ。

　年明けは例年通り、「大吉」が出るまでおみくじを引いた。「鹿部町の神社で４回目で出て、函館の神社で２回目で出ました」と苦笑い。開幕投手を務める今季。キャンプに向けて「チームを引っ張っていくんだっていう思いで入りたい」。ダルビッシュの様に、大黒柱の自覚を持って臨む。