巨人の坂本勇人内野手（３５）が１２日、沖縄県那覇市で行う自主トレを公開した。この日の練習には、元ソフトボール日本代表監督の宇津木妙子氏（７０）がサプライズ登場。今季から正三塁手として戦う坂本らに約３０分間、同氏が監督時代に発案した「アメリカンノック」で“激励”した。

　休みなく続くノックの嵐。捕球後に内野をダッシュで一周すると、またノックを受ける反復練習。坂本も肩で息を吐きながら「バケモノや…」と驚き、「本当にヤバかったですね。女子ソフトの選手はあれの倍をやるって聞いた。ちょっと考えられないですけど、めちゃくちゃ疲れました」と振り返った。

　宇津木氏は「シドニー五輪の時には、代表選手は毎日やった。体が強くなるし、精神的にも強くなる」と効果を説明。坂本については「本当に真面目。私は今回、すごく驚いたんです。やっぱり一流のプロだなっていう。いい発見でした」と語った。

　プロ１８年目のシーズンを前に、坂本は「監督も阿部監督に変わりましたし、僕もポジションが変わって１年間戦うのは初めてなので。個人的にもチーム的にも変わらないといけない、変わりたい時。また心機一転、いい気持ちで自主トレーニングを迎えています」と抱負。「僕は最近ケガがどうしてもあるので。全試合出場を目指して頑張ろうと思います。チームとして優勝を目指すのは当たり前。優勝します」と誓った。