日本ハム 五十幡と上沢の不思議な縁「一緒に野球ができて幸せでした」中3の冬に導かれたプロへの道 2ショ写真とサインは家宝に

 打撃練習する五十幡(撮影・金田祐二)
 ノックを受ける五十幡。後方は秋山(撮影・金田祐二)
 砂の急な斜面でトレーニングする五十幡(撮影・金田祐二)
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 日本ハムの五十幡亮汰外野手(25)が12日、静岡県下田市で行っている自主トレを公開。米大リーグのレイズとマイナー契約を結んだ上沢直之投手(29)への思いを語った。

 「チームのエースですし、顔ですし。寂しさはありますけど。自分が頑張ってくださいっていうのもおかしいので。一緒に野球ができて、幸せでした。『イソ頑張ってるな』って言ってもらえるように、自分も負けないで頑張っていきたい」-。

 浅からぬ縁があった。五十幡が東京神宮リトルシニアに所属していた中3の冬、トレーナー同士のつながりもあり、専大松戸高で一緒に練習する機会があった。「大きいなっていうのと、走る体力。自分も走ることに関しては自信あったっすけど、それでもすごいなっていう思いました」と当時の印象を振り返った。

 上沢からは「プロに行きたいんでしょう?」と声をかけられて、「はい、プロ野球選手を目指しています」と返事をした。「この世界で一緒にできたらいいなって言ってもらったと思います」と明かす。「一緒にできて幸せだったなって思いますし、すごくうれしい経験、ありがたい経験だった」。初めて会ったプロ野球選手。ツーショット写真とサインは今でも実家に飾ってある。

 日本ハム入団後は上沢から「おーイソ、来たか!」と歓迎され、「練習を一緒にできてプロを目指すことができたんで、一緒によろしくお願いいたします」とあいさつした。

 昨年7月28日のオリックス戦(エスコン)で、投打のヒーローとなった上沢と五十幡がともにお立ち台に上がった。「そこで『実は一緒に練習したことがあって、一緒に立ててうれしいです』…みたいなことを言えれば良かったんですけど、緊張しすぎて」と言う。「自分も負けないで活躍して、また、この話を上沢さんとできたらうれしいです」。もちろん、レギュラーでシーズンを終えて、上沢に報告する決意だ。

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