ＤｅＮＡのドラフト１位・度会隆輝外野手（２１）＝ＥＮＥＯＳ＝が１２日、都内で行われた「ＮＰＢ新人研修会」に出席した。

　元阪神で野球評論家の藤川球児氏による講演「先輩プロ野球選手からプロ野球の後輩へ」では、同氏から「度会くん」のワードも飛び出し大感激。

　広島の新人選手から藤川氏に「投手から見て嫌なバッターとは」と質問が飛んだ際、「ＤｅＮＡの度会くんは天才バッターだから」と口にしたといい、「『度会くん』ってまさかのワードが出てきて、マジか！と。すごいうれしかった。小さい頃からずっと見てきた選手だったので、知っていただけていて光栄」と無邪気に喜んだ。

　父の元ヤクルト・博文さんは現役時代に藤川氏と対戦しており、「今まで対戦した投手の中で真っ直ぐが一番速く感じた。真っ直ぐと分かっていても打てない」と聞いていたという。「自分もそういう投手から打てるように頑張りたい」と思いをはせた。

　レジェンドの頭の中にも既にインプット済みの度会。世代を代表するルーキーであることの証だが、一堂に会した同期入団の選手たちを見渡し「同世代の選手はライバルになると思うので、切磋琢磨して頑張りたい」と気を引き締めていた。