甲斐野「少しでも力に」西武で守護神狙う 5年間在籍ソフトバンクに本音「寂しさは大きい」

 西武への移籍が決まった甲斐野央投手(27)が12日、静岡市内での自主トレ後に取材に応じた。ソフトバンクへFAで移籍する山川の人的補償で急転、同一リーグのライバル球団へ。新チームで迎える今季に向け「少しでも力になれるように。勝ちパターン、守護神を狙いたい」とすっきりした表情で語った。

 ドラフト1位で入団し、5年間を過ごしたチームを去る。それだけに「寂しさは大きいですけど」と率直な思いを語りながらも、「今は埼玉西武ライオンズさんの力になれるようにと思っています。必要とされているなと感じました」と、すでに気持ちは前を向いている。

 昨季は中継ぎとして46試合に登板して防御率2・53と存在感を示した右腕。西武の印象を「強力打線。投手陣も能力の高い選手ばかり」と話し、ライバルとなる古巣について「対戦できるのが楽しみ」と意気込む。

 この日は東洋大時代に同級生だったDeNA・上茶谷、中日・梅津との合同トレーニング初日。新天地のチーム名にちなんだライオン柄のヘアバンド姿で「1年間、1軍に居続けることが自分にとってもファンにとっても大事。頑張っていきたい」と年間50試合登板を目標に掲げた。

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