野球評論家の高木豊氏が１３日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを更新。ＤｅＮＡから自由契約となったトレバー・バウアー投手の今後について予想した。

　米大リーグ復帰への強い希望を持っているバウアーだが、高木氏はかつて訴訟問題を抱えたことなどから「メジャーは厳しい状態だろう」と推測。日本では古巣ＤｅＮＡ、山本由伸がポスティングでドジャースへ移籍したオリックス、ソフトバンクなどを候補に挙げながら、「俺はオリックスに行くんじゃないかという気がする」と話した。

　高木氏は「俺ならメジャーの夢は捨てきれない」とし、「山本由伸の代わりにローテに入って日本一になれば、自分の価値を高めることができる。由伸と同等の投球ができたらメジャーへアピールできる」とオリックス入りの目を強調。ポスティングによる資金が潤沢であることも大きいとし、バウアーも「自分を次に高く売れるところを狙っているのかな」と双方の思惑が一致するとみている。

　メジャーでサイ・ヤング賞に輝いた実績を持つバウアーは、来日１年目の昨季、ＤｅＮＡで１０勝４敗、防御率２・７６をマーク。代理人はこれまでに、日本球界への愛着とともに、メジャーとの交渉も順調に進んでいることを明かしている。