ソフトバンク和田「若い選手に負けるか」「同レベルだったら自分が退くのがこの社会の常」プロ22年目へ決意
ソフトバンクの和田毅投手が15日、長崎市内で自主トレを公開した。来月43歳になるプロ22年目のレジェンド左腕は、若手との競争について「若手が台頭、はい上がってきて、自分の居場所がなくなっていくのがこの世の常。それに負けないように。若い選手に負けるかという気持ちで向かっていかないといけない。そのとき同じレベルだったら(年長者の)自分が退くのがこの社会の常。そこは勝負になる」と決意表明した。
年明けの3日から始まった合同自主トレには総勢16人が参加。和田が誘った選手は1人もいないにも関わらず「たくさんの若い選手が来てもらえるのはすごくうれしい」という。意見交換やどんなトレーニングをしているか、投げる時の意識など、大勢で交流することでメリットがあるとし「いまの(自分の)位置が見えてくる。もっともっと頑張らなきゃという気持ちが出てくればいい」と切磋琢磨(せっさたくま)に期待した。
この日はチームの後輩・リチャードや、阪神・大竹らと恒例の坂道ダッシュを行うなどした。昼にはリンガーハットのキッチンカーを呼び、練習を見守ったファンや駆けつけた報道陣に300食をふるまった。
現在の状態については「あまりよくない。年末に足が張ったり、キャッチボールもあまりうまくできていない部分もある」と言いながらも「2月1日、キャンプ初日にはしっかりといい状態でいけると思う。こういう年齢でもあるので、我慢するところは我慢しないと。トレーニングに関してはしっかりできているし大丈夫かな」と説明した。