ヤクルトの石川雅規投手（４３）が１５日、都内の神宮外苑・コブシ球場でブルペン入り。立ち投げでカーブやシンカーなど変化球を織り交ぜながら、約３０球を投げ込んだ。

　今月２２日に４４歳を迎える球界最年長左腕の視界は良好だ。新年が明けてからすでにブルペンでの立ち投げは４度目だとし、「体もどこも違和感なくこられているのが一番」とうなずいた。

　昨年のシーズン終了後にはファスティング（断食）にも挑戦し、体脂肪率がグッと下がったという。「数字ではなくて、いろいろなところ（部位）を測って合計の脂肪がだいぶ変わった」と目に見える変化が生まれるほど、充実なオフを過ごしている。

　年々変化する体と向き合い続け、球界最年長としても「あらがってやろうかな、と。あいつまだいるのかよ、しつけーなって思われるくらいやりたいです」とまだ後輩たちに居場所を譲るつもりはない。石川は今季の目標について、「まずは２３年連続勝利ですね。そこがないと二つ目がない。まずは最初の登板で取りたいなと思います」と表情を引き締め、シーズンに向けて準備を進めていく。