高橋尚成氏 FAの人的補償は「見直した方がいい」「言葉の響きもよくない」「ただのトレードじゃん」
巨人や米大リーグ・エンゼルスなどで活躍した高橋尚成氏が12日、自身のユーチューブを更新し、FA制度における人的補償について「響きがよくない。一回見直した方がいいと思いますよ」とルールを改善すべきとの考えを示した。
高橋氏は2018年オフに広島から巨人にFA移籍した丸佳浩外野手の人的補償として、長野久義外野手が指名された一件を例に挙げ、「ただのトレードじゃんと思うわけですよ」と振り返った。
続けて「中心選手を抜かれるわけですから、ベテラン選手がプロテクトから外れていれば取りたいはずですよ。和田選手の名前がポンって出てたら、西武だって飛びついていくはずですよ、間違いなく」との私見を述べた。
また、西武が和田を指名したものの、反響の大きさから断念し、ソフトバンクがプロテクトされていた甲斐野のプロテクトを外したというウワサについては「信じたくない」と答えた。
改善策についてはMLBで採用されているドラフト指名権の譲渡を引き合いに出し、「次のドラフトでこの目玉選手が取れないかもしれないからというような戦略的な部分も出てくるので」とし、人的補償制度は見直すべきとの思いを伝えた。