江川卓氏 人的補償騒動に「システムの整備をちゃんとした方がいい」 「ファンと球団の意識はちょっと違う」との私見も示す
プロ野球評論家の江川卓氏が15日、自身のユーチューブを更新し、ソフトバンクに移籍した山川穂高内野手の人的補償として、甲斐野央投手が指名されたことについて語った。
江川氏は冒頭、和田毅投手がプロテクトから外れていたとされることについて「ソフトバンクファンの方の意識と、球団の意識はちょっと違うのかなと。ファンの方は長く貢献してくれてるんで、そういう方は出さないでほしいという意識が強いと思うんですね。で、球団の人はどう思ってるかというと、あと何年やれるかということ考えていくと、そろそろという考え方をしたんじゃないかな」と推測した。
28人のプロテクト枠の人選法については「若手とベテランなら若手を取るというのは普通の考え方だと思うんですけど、僕はそうなのかなと。若手でも伸びないかもしれないじゃないですか。年配の方でも和田さんのように先発ローテーションに入る方もいるから。若手を残した方がいいという空気には、そうなのかなとずっと思ってました。プロは力だと思ってるんで」と自身の見解を伝えた。
また、一部報道では西武が和田を指名した際、和田が「引退する」と発言したために、ソフトバンクがプロテクトしていた甲斐野をプロテクトから外したとされていることについては「甲斐野さんの名前が(指名可能選手の中に)ないのに、なんで指名できたんだってことになるでしょ。決めたことを動かすからおかしくなっていると思う。システムの整備をちゃんとした方がいい」と制度の再整備を訴えていた。