ソフトバンク・和田 人的補償騒動に初めて言及「この件には触れたくない、考えたくない」

 坂道ダッシュを終え、苦悶の表情を見せた和田(撮影・中田匡峻)
 記念撮影する“和田組”のメンバー(前列左から)ソフトバンク・松本、阪神・大竹、プロゴルファーの桜井心那、ソフトバンク・和田、ヤクルト・嘉弥真、ソフトバンク・板東、(中列左から)阪神・富田、ソフトバンク・大野、ロッテ・本前、楽天・早川、ソフトバンク・田浦、西武・隅田、ロッテ・小島、ソフトバンク・藤井、(後列左から)ソフトバンク・前田、ロッテ・高野、ソフトバンク・リチャード
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 ソフトバンクの和田毅投手(42)が15日、長崎県内での自主トレを公開した。国内FA権を行使して西武から加入した山川穂高内野手(32)の人的補償に自身が指名された、と複数メディアが報じたことに初めて言及。「この件には触れたくない、考えたくない」などと思いを明かした。

 体幹トレーニングや坂道ダッシュなどで体をいじめ抜いた後、和田は自身を巡る一部報道について初めて思いを明かした。

 「いろいろな報道というか、記事とかが出ているみたいですけれども、この件にはもう触れたくない思いと、考えたくないというのが一番の自分の思い」

 山川の人的補償については、西武が和田を指名する方向を固めたと、複数メディアが報じた。その後、最終的に甲斐野が移籍すると両球団から発表されたが、今も騒動となっている。報道対応時の和田の表情はさすがに神妙なままだった。

 ファンからは、今回の問題に関するメッセージが届いているといい、「すごくありがたい気持ち」と率直な思いを口にした。開幕に備える長崎での自主トレ中はまず、自分がやるべきことに集中する。「自分ができることとすれば、チームのために一生懸命投げることだけですし、その準備をしっかりするだけだなという気持ちです。前を向いていくしかない」

 昨年末に左ふくらはぎの張りが出た影響などで「状態はあまりよくない」と苦笑いしたが、ウオーミングアップにも多くの時間を割き、「キャンプにはしっかり良い状態でいける」と断言した。

 今年が就任1年目の小久保監督は和田を有原と並ぶ開幕投手候補とみている。指揮官の期待に応えたい気持ちは強いようで「今年に関しては目指していっていいのかな」と明言。「監督を胴上げできるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

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