巨人・阿部監督 投手交代「全力疾走で」 試合時間短縮へ汗かき宣言「肉離れしないように(笑)」
12球団監督会議に初出席した巨人の阿部慎之助監督(44)が16日、スピードアップが議題となった会議について「僕の持論でもある」と歓迎。桑田真澄2軍監督(55)とも話し合い、投手交代時は1、2軍ともに監督がマウンドに足を運ぶという異例の試みを決めた。
初参加の会議では11球団の監督、コーチらにあいさつ。1年間の流れを説明され「理解していく」と前を向いた。中でも重要視したのが試合時間の短縮。「子供たちも最後まで見ていける。ホームラン後のハイタッチもメジャー式にしてもいい。スピーディーになって面白くないという人はいない」とうなずく。
同席した桑田2軍監督にも「共有してやる」と確認。コーチを介さないことで時間短縮につながり、1、2軍が共有することで球団として意思統一を図る。新たな試みに「僕らも協力して。投手交代の時は全力疾走で行こうかな」と青年監督らしさ全開。「肉離れしないように走りたい」と笑いも交え、野球の魅力向上に尽力する覚悟だ。
ソフトバンクの小久保監督が提案したベンチ内にタブレット端末を導入する案にも同調。「時代も変わっている。前向きに考えてほしい」と、技術向上の一助として賛同した。「僕はルーキー監督なので、失敗を恐れずやりたい」。伝統と革新を融合させ、新シーズンに向かっていく。