高木豊氏 プロテクト騒動で「一番の被害者は選手」「墓場まで持っていく情報が出てる」人的補償の代案も提言
野球評論家の高木豊氏が17日、自身のYouTubeチャンネルを更新。野球ファンの注目を集めているソフトバンク&西武のプロテクト騒動についての見解を示した。
さまざまな報道がなされる中、高木氏は「漏れ伝わってきていることは発表できないこと。事実とすればね。色んな情報がある中で発表していないから分からないんだけども、一番の被害者は選手だよね」と指摘。「甲斐野は素晴らしいコメントを出したけど、心情は穏やかではないと思うよ。制度自体が良くないし、こういう波紋を呼ぶようであれば、早くコミッショナーが動いた方がいいと思うよ。選手は自分で発信できない」と語った。
それも今回の一連の騒動について「(情報は)漏れてはいけないし、プロテクトは何のためにあるのか。今後、密約でやるようになってくるし、ルールはあるにしてもルールに従わないのであれば何のためなのか」と高木氏。さまざまな情報が漏れ伝わってくることで「球団に対しての不信感も出てくるよね」「墓場まで持って行く情報がボンボン出ている」と選手心理を慮った。
人的補償の制度について「枠を40人に広げるか。それともドラフトの権利をあげるとすれば、選手に被害はない。戦力の均等化を図るのであれば、ドラフトが一番いいと思うんだけどね。それでもいいならFAで補強すると」と語るなど、他にも動画内で具体的な改革案を示した高木氏。「一刻も早くルール改正をした方がいい」と提言した。