オリックス・田口コーチ 能登に「(神戸)長田のイメージ重なる」 1・17迎えて複雑な思い吐露

 阪神・淡路大震災から29年となった17日、オリックスは関係者約80人が大阪市此花区の杉本商事バファローズスタジアム舞洲で黙とうをささげた。田口壮外野守備走塁コーチ(54)は「毎年思い出します。トラウマが残っている」と振り返る。1日に能登半島地震が発生。石川県輪島市の火災映像を見て「当時の(神戸市)長田のイメージが全く重なる。能登で大地震があったので、それも踏まえてすごく複雑…」と胸を痛めた。

 「がんばろうKOBE」を合言葉に95年のリーグ優勝、96年の日本一に貢献し、オリックスは復興のシンボルとなった。現在はチーム3連覇を陰で支える。昨年の神戸Vパレードでは「復興が進んでいる」と実感した。「元気な姿を見てもらい、少しでも気持ちが晴れていただければ」。今年は4連覇で勇気を与える。

 神戸市須磨区出身のドラフト4位・堀柊那捕手(18)=報徳学園=も「野球ができる幸せ」を改めて感じ、「亡くなった方の分まで、自分の命を大事に。自分ができる限りの全力プレーをしたい」と決意を新たにした。

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