権藤博氏が谷繁元信氏の鉄人秘話を明かす 「柔道の受け身みたいな柔らかさ」「まだ現役できそう」とも

 権藤博氏(右)に野球殿堂入りを祝福される谷繁元信氏(代表撮影)
 一走・新井(右)をタッチアウトにする中日・谷繁=14年5月
 祝福スピーチをする権藤博氏(代表撮影)
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 野球殿堂博物館の表彰委員会は18日、今年の野球殿堂入りを発表し、プレーヤー表彰では横浜(現DeNA)、中日で活躍し、NPB歴代最多の3021試合に出場した谷繁元信氏(53)が選ばれた。横浜時代の監督、権藤博氏がゲストスピーカーとして登場し、“鉄人秘話”を明かした。

 ついに殿堂入りを果たした谷繁氏。捕手として通算2963試合という偉大な日本記録を打ち立てた。谷繁氏は「プロに入って27年間。耐え抜いたこの体に感謝したいと思います」としみじみと語った。まな弟子の栄誉に目を細めたのが権藤博氏だ。「彼を支えてきたのは何とかこのレギュラーをつかみ続けるという執念」だと明かす。

 体が頑丈だったことはもちろんだが、権藤氏は、捕手・谷繁が致命的な故障をしなかった要因を明かした。「キャッチャーというポジションは、すごく体に当たられることが多い。柔道の受け身みたいな柔らかさで。ブロックをして相手から自分が飛ばされても、大きな衝撃を受けない。これが谷繁のすごいところ」。ホームで走者から激突されても衝撃を最小限に抑えたことも、息の長いプレーヤーとして活躍できたというわけだ。

 「(年齢が)53だそうですから。まだまだ(現役で)できそうな体してますけど」と笑う。そして「これから野球界のために何らかの形で谷繁らしく貢献してもらいたい」と熱いエールを送った。

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