右肘痛からの復活を目指すヤクルト・奥川恭伸投手（２２）の１軍キャンプスタートが１８日、決まった。高津監督が同日に都内で行われた１、２軍合同のスタッフ会議に出席して明言した。

　９勝を挙げた２１年を最後に、白星から遠ざかる右腕に対する期待は大きい。指揮官は「去年勝てなかった人が、勝つ大きさはすごくある」とうなずき、「グラウンドに立って戦わないと。やっぱり勝負の世界で生きてるわけですから」とまずは１軍マウンドに上がることを熱望した。

　今後はキャンプでの登板日なども伝え、目標を持った状態で準備を進めさせる方針。「１年だけですけど、結果を残した選手。期待しています」。覇権奪還には欠かせない若き投手陣の形成。奥川復活の物語は、沖縄・浦添から始まる。