ヤクルト・清水が自主トレ公開で自費購入した動作解析「ラプソード」を持参 報道陣にはお弁当の差し入れも
ヤクルトの清水昇投手(27)が19日、栃木県宇都宮市内の清原球場で自主トレを公開。チームメートの星知弥投手(29)や山本大貴投手(28)ら、「チーム栃木」のメンバーと汗を流し、自主トレ終了後には報道陣に差し入れでお弁当を振る舞った。
毎年恒例の自主トレで飛躍をし続けている始まりの場所だ。ここまでの調整について「投げられているので、順調かなと思いますし、走る量も毎年に比べては多少増やした」と充実感が言葉に伝った。
今オフから新たに緊迫したマウンドの心拍数と似た環境になる、低酸素状態でのランニングに挑戦し、宇都宮には自費で購入した動作解析装置「ラプソード」も持ち込んだ。回転数などの数字も確認し、清水は「試合前の軽くピッチングする時とかに見る確認程度。どうしても(好不調の)波があるので、そこの波が深くならないように」と購入理由を説明し、今後深刻な不振に陥らないための武器になりそうだ。
今季にかける思いがある。清水は「いろいろなピッチャー陣が出てきている中で、去年の最後のような投球をしていたら、僕も終わってしまう」と危機感をあらわ。「変わらず守護神はずっと目指していきますし、目指した結果駄目だったはしようがないと思うので。僕もずっと八回でいたら取られてしまうので、1個上を目指したい」と九回のマウンドを目指し、強い覚悟を言葉に込めた。