巨人 冊子「アベの考え」で意思統一 「自己犠牲できる選手起用」など10項目
巨人が19日、都内でスタッフ会議を開いた。阿部慎之助新監督(44)は「アベの考え」として、チーム方針を記した冊子を用意。「自己犠牲ができる選手を起用。数字だけで昇降格を決めない。先発投手は全員帯同。2軍からの昇格では、いきなり先発はさせない…」など10項目、明確な意思統一を図った。
具体的な数値目標も設定。投手には「与四球1割減」を課す。昨季はリーグ5位の401四球。「そうすれば失点も7%くらいは減る」とし、昨秋キャンプから掲げてきたように、ストライクゾーン内での勝負を求めた。
右上肢コンディション不良で苦しんだ大勢は、1軍キャンプからスタートさせる方針を明言。昨年10月、腰痛を発症した2年目の浅野は「そんな甘い世界じゃない」とし、故障班から体作りに専念させる。見据えるのは4年ぶりV奪回。一丸でアレンパ阻止に挑む。