巨人は２３日、来月１日から宮崎総合運動公園で始まる春季キャンプのメンバーを発表した。

　この日、母校中大・茗荷谷キャンパスで行われた「監督就任を祝う会」に出席した阿部慎之助監督（４４）は、会後に秋広優人内野手（２１）についても言及。「最初は３軍にしようかなと思った」と厳しい表情で話し、今オフに２度、公式行事に遅刻した事を明かした。

　「２回くらいあったみたいで。（１１月のＮＰＢ）アワードと、球団行事。誰か、特大の目覚まし時計を買ってあげて」と笑わせながらも、「やっぱり遅刻するって、一番信頼を失うからね」とポツリ。厳しい言葉を投げかけた。

　それでも、キャンプについては「１軍でスタート」と説明。近い将来、チームの主軸として期待するだけに、言葉にも熱が帯びる。「ダメだったらすぐお隣（２軍）に行ってください、都城（３軍）に行ってくださいと言うかもしれない」とし、「しっかりとキャンプをね。技術がうまくなるのって難しいから、人としての成長を監視しています」と、まずは意識改革を求めた。