楽天 田中将大が減額制限超45%減の2億6000万円で更改 2年で計6億4000万円減 越年「ご心配をおかけしました」
楽天の田中将大投手が21日、仙台市内で契約を更改した。記者会見で田中将は、金額について明らかにしなかったが、球団幹部によると減額制限を超える40%以上のダウンで、45%となる2億1500万円ダウンの年俸2億6000万円プラス出来高払いで更改したとみられる。直近2年で計6億4000万円の減額更改となった。(金額は推定)
更改が越年したことに、田中将は「12月上旬にはまとまっていました。タイミングが合わず、ファンの皆さんにはご心配をおかけしました」と説明。今季へ向けて「まだまだできると思っている。ローテーションでしっかり1年間投げて、高いパフォーマンスを出せるようにやっていかないといけない」と意気込みを語った。
2021年に米大リーグから古巣に復帰した田中将は、昨オフに球界最高年俸だった9億円から4億2500万円減の年俸4億7500万円プラス出来高払いで更改。昨季は24試合に登板し、7勝11敗、防御率4・91だった。
楽天に復帰後、4勝(21年)、9勝(22年)、7勝(23年)と期待された結果は残せておらず、「世間でどう言われているかわかっている」と話したこともあった。昨年10月には、今季を見据え「万全の態勢で入るため」と、右肘のクリーニング手術を受けた。
現在はスローイングを再開しており、60~70メートルに到達。傾斜も使って投げているという。田中将は「開幕のところからいける状態に持っていく。自分の中ではイメージがある」と手応えを話した。