問題行為発覚の立大野球部が決意の再始動 田中主将「信頼取り戻す行動を」地域の清掃活動にも取り組む

 信頼回復へ決意を示した主将の立大・田中
 コーチから就任した立大・木村監督
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 昨年9月下旬に上級生が下級生の歯を欠けさせたり、10代の部員に喫煙させたりするなどの問題行為が発覚した東京六大学野球の立大が21日、始動した。

 13日に全体集合し、活動再開へ向けて寮規則や私生活の面についてミーティングを重ねてきたという。契約解除となった溝口智成前監督(56)に代わって、コーチから監督に就任した木村泰雄コーチ(62)は「今までのチームからガラッと変わっていかなきゃいけない。まずは生活面から。3年生を中心に『変わっていかなきゃ』と意欲的に取り組みをやってくれている」とうなずいた。

 田中祥都内野手(3年・仙台育英)は問題発覚直後の昨秋、立候補して部員の承認を得た上で主将に就任。この日を迎えるに当たってチームメートには「学校を含め地域の方々、立教を応援してくださっている方に迷惑をかけたので、野球を通して信頼を取り戻せるよう行動とか日々の生活をちゃんとやっていこう」と話したという。練習日には朝の6時前に点呼して選手寮を部員全員で掃除、地域の清掃活動にも取り組むなど私生活の面から目に見える形で変化を示そうとチーム全体で尽力。また、新チームでは下級生にも幹部の役職を任せて幹部ミーティングに参加してもらい、風通しの良いチームを目指して話し合いを重ねているという。

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