ヤクルトのドラフト１位・西舘昂汰投手（２２）＝専大＝が２２日、上半身のコンディション不良でノースローになった現在のもどかしさについて語った。

　この日も２１日に続いてノースロー調整。別メニューで自分自身と向き合い、２度目のブルペン入りとなったドラフト２位・松本健吾投手＝トヨタ自動車＝の様子を見つめる場面もあった。

　西舘は「今急いでやるというよりかは、怪我しない体を作るというのがやるべきことだと思っているので。また一からやっていこうと思います」と懸命に前を向きつつも、「（キャンプも２軍スタートで）すごく悔しい気持ちはあるんですけど、それが現状なので」ともどかしさも募り、唇をかみしめた。

　それでも「しっかりと受け止めてまた一からやるんだという気持ちでやっていけたらいい」と強い言葉で意気込んだ。野球のできない期間にはなるが、この期間を体の弱い箇所を見つめ直そうとプラスな思考に変換。「トレーナーさんからは『次にボール投げる時にはもう一段階進化してできるように』というふうには言ってもらえたので、このタイミングで少しでも成長できればいい」と弱点でもあったお尻周りの強化に励んでいく。