高卒2年目の19歳が本場ジョークにたじたじ 開幕前日に「今から米国に行ってステロイドを打て」と指令

 元日本ハム、阪神捕手の今成亮太氏が21日に更新された元楽天監督で野球評論家の大久保博元氏のYouTubeチャンネルにゲスト出演。高卒2年目に体験した米国人監督とのほろ苦い思い出を振り返った。

 日本ハム時代の高卒2年目に、オープン戦で高打率をマークし、開幕1軍を確信してガッツポーズしていた今成氏。開幕前日にヒルマン監督に呼ばれ、札幌ドームの監督室に向かったという。ついに開幕スタメンかとドキドキしていると通訳から「大事な話があります。いまからアメリカへ行ってください」と告げられた。

 「明日開幕なのにマジですか?」。すると監督は「おまえは野球がうまくなりたい気持ちがあるか?」と逆質問。「もちろんありますよ」と答えると「いますぐアメリカに行って、ステロイド(の注射を)を打ってください」と仰天指令が下った。

 「えー?こいつバカなのか?」と困惑して「筋肉増強剤なんてダメじゃないですか?」と問いただすと、ヒルマン監督は「アメリカン・ジョーク」とニヤリ。「ここから本題に入ります。あしたからファームへ行ってくれ」と2軍降格を宣告された。

 これには19歳だった今成氏も「いいかげんにしてください。もてあそばないでください。こんなに結果を出してるのに、なんでファームなんですか?」と抗議。すると監督から「いまおまえに必要なのは体を強くすることだ。1年間、打撃技術やいろんなものを見たけど素晴らしい。ただ現時点で1軍の試合に出るとおまえはケガをする。だからファームでまずはトレーニングしろ」と冷静に諭されたという。

 当時は線も細く、体重は60キロほどしかなかったため納得。指揮官は「トレーニングをやってから。まず誰を1軍に上げるかと言ったら、今成、おまえを上げるから」と約束してくれたというが、今成氏は「で、全然上げてもらえなかった」と苦笑いで振り返った。

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