ネクスト由伸の期待に応える！！高卒２年目右腕のオリックス・斎藤響介投手（１９）が２２日、ハイレベルな先発陣との競争に勝つ覚悟を示し、１軍ローテ入りを目指す決意を明かした。

　昨年まで同僚だったドジャース・山本からはテレビ企画で次のブレーク候補に指名され、中嶋監督や宮城からも先発ローテ入りを期待される立場。「やっぱりうれしい。自分も頑張らないとと思いました」と活躍への思いを強めている。

　昨季は９月２６日・西武戦でプロ初登板初先発。初勝利とはならなかったが、４回２安打無失点と鮮烈なデビューを飾った。自己最速は１５２キロで、今季は平均球速１５０キロ以上を目指す。「分かっていても弾かれない真っすぐ」を身につけるために、ウエートトレーニングなどで直球の質向上を図っている。

　春季キャンプはリーグ３連覇の強力打者に腕試しの機会となる。「打たれるのは好きじゃない。どの打者も抑える気持ちで行きたいと思います」とＶ戦士斬りを狙う。目下の目標に掲げる「プロ初勝利」を経て、大ブレークの１年にしてみせる。

　◆斎藤　響介（さいとう・きょうすけ）２００４年１１月１８日生まれ、１９歳。岩手県出身。１７７センチ、７２キロ。右投げ右打ち。投手。盛岡中央から２２年度ドラフト３位でオリックス入団。１年目の昨季は９月２６日・西武戦で４回無失点も勝ち負けは付かず。１軍登板は１試合のみ。２軍は１１試合に登板して１勝２敗、防御率２・２５。１５０キロ超の直球が武器。フィールディングの良さも魅力。