ロッテ・佐々木朗希&楽天・辰己 キャンプイン迫る中で契約未更改 死語となっていた「自費キャンプ」も

 キャンプインが迫る中、昨年12月の契約保留者名簿に記載された中で未だ契約更改が終わっていないのがロッテ・佐々木朗希投手、楽天・辰己涼介外野手。越年交渉となっている中、はっきりとした着地点は見えてこない。

 佐々木朗については12月にポスティング移籍を希望していると報じられた。高坂球団社長は21日に「私からは個々の選手の件は差し控えさせていただきます」と話し、交渉の進捗状況について明言を避けた。辰己は2月のキャンプで1軍メンバーに名を連ねている。

 仮に2月1日までに交渉がまとまらなかった場合は「自費キャンプ」となることが濃厚。過去の例では宿泊費など球団がサポートする費用が自費となり、契約を更改した時点で選手に払われる形となっていた。

 ここ数年は例がなく、記録に残る限りでは2011年の阪神・久保康友が最後。この時、球団は年俸調停権の行使も検討したが、久保側が「調停にしてしまうと金額でしか決まらないのでね。話ができなくなると意味がないし、そこまでやる必要性がないと思う。球団の気持ちは分かっているつもりです」と金額の問題ではないことを明かし、「タイガースにとってどんな選手が一番必要なのか。僕は必要とされる選手になりたい」と語っていた。

 最終的にキャンプ中の2月15日にサイン。以降は選手会が契約更改交渉での提示金額の事前通知について、12球団も了承するなど、選手と球団側もスムーズな交渉に尽力してきた。そのため死語となっていた「自費キャンプ」の文言。未契約選手の動向に注目が集まる。

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